カラダは食べたものでできている
クライアントの中村さんに出会ったのは昨年の春。
中標津町でご夫婦で酪農を営む中村さんは6人のお子さんを持つお母さんでもあります。
お子さんたちを育てながら牛の飼育に日々向き合い、食べたものが体作りに直結していることを感じていました。
忙しくて手が回らないことだってある日々の中で、例えば朝子供たちがささっと食べるふりかけごはんでも栄養価が高いだけではなく、たっぷりかけても安心できるものがほしい。
そんな中、化学調味料無添加で砂糖や塩も入っていない粉末だしに出会って、もっと多くの方に知ってほしいとこのプロジェクトをスタートしました。
una casitaはロゴ、コンセプトメイキング、パッケージ、WEB、撮影ディレクション、名刺やオンラインショップのカスタマイズなども担当させていただいています。
アイヌ語で“食事”を意味するipe(イペ)。
ここで掲げる食事とはただ単に食物という意味ではなく自分の体や大切な人のことを想って共に囲む食卓。
そこで
“DASHI AT THE TABLE”、
「お出汁をあなたの食卓へ」
というコンセプトワードを決めロゴマークも大切な人と囲む食卓をイメージした円形になりました。
海の栄養が必要なのは子供だけじゃありませんよね。実は私も料理は好きですが、お魚の頻度って多くはありませんでした。この粉末だしがキッチンにやってきてからの1年はお味噌汁や納豆に入れて食べることで御守りがあるような気持ちでした。
ミネラルってとても大切だなと感じます。一人暮らしをしている方、忙しくてなかなか料理に手が回らない方にも、ぜひ一度食べてみてほしいです。
私も贈りたい人たちの顔が次々と浮かんでいます(笑
「素なお」ということ
商品名は「素なおだし」「素なおふりかけ」となりました。
これは余分なものが入っていないことに由来していますが人も素直であることって大事ですよね。
今回パッケージを作る時に考えていたのはキッチンに並んでいる時に心地よいかどうかでした。
もちろん別容器に移して使う方もいると思いますが私も中村さんも袋のまま使う派だったので(笑
そのまま置いておいても邪魔にならないということと、使ってもらう度に少し優しい気持ちになってお出汁の美味しさをしみじみ感じてもらえればと思いました。
そしてこのお出汁の魅力に気づくと、先述の通り家族や友人の顔が浮かんで贈りたくなる。その優しい気持ちに沿うようなデザインになりました。
約1年かけたプロジェクトは公開となりましたが実は今も中村さんの中で新展開が続いています。
今後にもぜひご注目ください。
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