千歳市。 毎日たくさんの飛行機が離着陸している北海道の玄関。 この街で3代つづく小川農場は”いちごの農家さん”として知られています。 その苺の中でも特筆すべきは北海道限定品種でもある「けんたろう」。今年このけんたろうは、糖度18度を記録するほど甘く実りました。ただ甘いだけじゃなく、苺らしい味わいがぎゅっとつまり、そのよい香おりを強く感じられる、苺好きにはたまらないのです。
もちろん苺だけではありません。
お試しいただきたいのは直売所に並ぶお野菜。特にブロッコリーは感激の美味しさで、こんな旨いブロッコリーを食べたことがない、と本音で思いました。
そして夏には向日葵の迷路が訪れた人たちの思いで作りに一役かっています。
土がいいから、揺るがない
なぜこんなに美味しいお野菜ができるのか。
日本一おいしい水と評されることもある支笏の伏流水や、朝晩の寒暖差が大きいという土地柄もあります。ですが1番大きいのは、先代が土づくりにこだわりぬいていたからだといいます。良い土があると、たとえ少し天気がすぐれなくとも影響が少ない。味の濃い野菜の秘密は、なるほど有機質をあたえて、化学肥料と農薬は極力減らしてきた土にあったようです。
それ以外にも、苺はきちんと色づいたものだけを確認しながら収穫したり、獲れた野菜が直射日光で痛まないように、保冷庫に運ぶまではそれぞれに葉をかぶせておいたりと、手間ひまがかかることを当たり前のようにやっている。
コンセプトは「子どもや孫に食べさせたい野菜」。
ああ、この農家さんが作る野菜は信用されてきたのだと感じました。
最高のけんたろうを1年中
農作物は全部そうですが、収穫に待った無し。
夏はいちご狩りでも人気の小川農場ですが、それでも平日には「今日が食べごろ!」という苺が収穫を待っている日があるといいます。
せっかくなら1番おいしい日にと収穫をしますが、傷みが早いのもいちごの特徴。なにかに活かせないだろうかと考えて、直売所でスムージーに加工されたり、冷凍したものはふるさと納税でたっぷり届きます。
その試みの1つが
「わたしはとろとろいちご派。」
「わたしはごろごろいちご派。」
2種類のプレザーブを作ることでした。
添加物を使いたくない。甘さをもっとおさえたい。
試行錯誤をくりかえして誕生しました。
ネーミングはPATTERN PLANNINGの赤坂さん。
あなたはどっちがお好き?と問いかける、双子の姉妹のような商品になりました。
北欧のパッケージのようなシンプルで愛らしい文様を使い、金箔がいちごたっぷりの贅沢さにアクセントをそえます。
せっかくなら2種類一緒に楽しんでほしいと、オリジナルのBOXや、食べ方を提案するフライヤーも作りました。
今年はいちごが人気すぎて生産をお休みしているそうですが、お手にとる機会がありましたらぜひ”どっち派”か、お試しください。
小川農場のロゴができました
プレザーブづくりから1年。今年、小川農場のロゴマークができました。
アスパラ、ブロッコリーなどの美味しい野菜、そしてもちろん美味しいいちご。そのすべてをささえている大切な土。小川農場らしさをつめこんだマークです。
見る人によっていろんな風に見えたらいいな。
そしていちご狩りや向日葵迷路を訪れたお客様の記憶に一緒に残っていけたらいいなと思います。
ロゴ入りの看板も設置されましたので、このマークを目印に美味しいお野菜を求めて行ってみてください。