第一号でまさかの消滅…
そんな考えもよぎったコロナ禍。
だけどやっぱりこういう状況になって
思うように人に会えなくなって
食べたいものを食べに行きにくくなって
ますます募ったのは人と食への想いでした。
第一号ができてからちょうど1年。
「あの人のせいかつ、あの店のひと皿。」をテーマにした
趣味でつくったフリーペーパー
「ひととひとさら」第2号ができました!
フーズバラエティすぎはら
今回の「人」は宮の森で知る人ぞ知る食糧品店
「すぎはら」の杉原俊明さん。
昨年77周年を迎えた「すぎはら」さんは
行くと必ず楽しい発見があって
私も毎回ワクワクしながら向かうお店です。
その店主である俊明さんには
北海道のごはん展にもご協力いただいていますが
「そのみなぎるパワーはどこから!?」と
毎回不思議に思うほど元気いっぱい。
その答えと“その場所にありつづける”歴史を知りたくて
取材をお願いしました。
息つく間もないほど日々お忙しいなか、
しっかりと時間を用意してくださり、
貴重な資料も惜しみなく披露いただきました。
▲その中には狸小路や札幌三越前の以前の写真も…
当日は俊明さんだけではなく、
現在一緒に店を切り盛りしている息子さん、
一成さん、健太さんにもお話を伺っています。
俊明さんが辿ってきた歴史は本編をご覧いただくとして、
お話の最後に無茶振りで聞いてみた
「今お店にある商品でジャンル問わずおすすめするとしたら」。
俊明さんがセレクトしてくれたのは
『 POWDER8 GARLIC&TULSI(パウダーエイト)』
自然栽培のニンニクとトゥルシー(ホーリーバジル)を
ブレンドしたスパイス。農家さんが開発されたものです。
面白いネーミングや開発秘話はぜひPOWDER8のWEBにて。
俊明さん曰くこの「ヤバイ粉」はおっしゃる通り、
料理をワンランクアップさせてしまう優秀スパイスです。
アウトドアに向けて開発されたようですが、
未だかつてキャンプに行ったことがない私のキッチンでも
大活躍してくれています。
青いメタリックカラーがその「ヤバさ」を表しているよう。
そして長男の一成さんがおすすめしてくれたのは
『North Continent 冷凍ハンバーグシリーズ』
札幌の方ならご存知でしょうか。
宮の森と大通にお店を構えるノースコンチネントのハンバーグが
なんとおうちで食べられるようになっておりました。
お店にもよく食べに行くという一成さん肝入りの逸品です。
私が購入したのは十勝ハーブ牛とエゾ鹿の2種類。
ドーナツのようなフォルムのハンバーグが2個セットになっています。
真ん中の穴には最後に卵を落としても◎というニクい形。
どちらもさすがすぎはらセレクト、間違いないお味でした。
ぜひお試しあれ!
ブーランジュリ ア トン コテ
以前この近くに事務所を借りていた頃
アトンコテのパンをご褒美のように食べていました。
その中でも毎回お目当てに行っていたのが
今号でご紹介している「ラムレーズン」です。
独断と偏見でセレクトしているので
前回のVraie同様、そこー!?となるかもしれませんが
唯一無二の旨さだと思っています。
買ってすぐ創成川沿のベンチでかじりませんように。
おうちに帰って、深い深い珈琲をいれて存分にご堪能ください。
その他にも意外や意外なシェフのスペシャリテもご紹介しています。
朝から夜までパンの仕込みに精を出す竹内シェフ。
今回は厨房の方にも入れていただき、
パンが作り出されるところを間近で拝見。
▲もっちりとした生地がみるみるうちに形成され
きれいに並べられてオーブンへ。
その所作はずっとみていられる美しさでした!
ちなみに今回はラムレーズンをピックアップさせていただいていますが、
もし出会えたらお試しいただきたいのがまだまだあって、
「ルヴァン・トマト」と「パンシュー」
「ルヴァン・トマト」はぜひチーズやワインと一緒に、
「パンシュー」はパン生地のシュークリームなのですが
現在は苺が登場しているようです!(SNSより)
ぜひ順番に食べてみて、お気に入りを見つけたら私にも教えてください。
一人で作っている、は嘘でした
取材から半年以上かかって完成した「ひととひとさら」vol.2は
3月中旬から札幌市内はじめ、道内のお店に置いていただく予定です。
設置くださったお店はSNSでお知らせさせていただきます。
持ってきてもいいよーという心優しき店主の方がいらっしゃいましたら
ぜひご連絡いただければうれしいです。
A3サイズ両面の小さなフリーペーパーですが、
完成までには、まーこんな時間がかかるかいという時間を要してしまって
つくづくものづくりは1人でできないものなんだなあと感じます。
趣味の一環なので修行も兼ねて写真も拙い文章も自分でやっていますが
ライターさんの取材力と構成力と語彙力、
カメラマンさんの着眼点と技術は本当にすごいなあと
あらためてお仕事で関わらせていただくメンバーに敬意を表する時間です。
今回は表紙には「すぎはら」さんのイメージキャラクター
「すぎぼー」に登場いただきました。
このすぎぼーはイラストレーター藤原和昭さんが描いたもので
快く表紙への起用とデザイン上の変更もお許しいただき
私だけでは完成しなかったかわいい表紙になっています。
▲ちなみに誌面のあちこちにちりばめたイラストは
すぎはらの店内でみつけることができます(探してみてね)
そして前回も今回も、ライターの佐々木理恵さんが
拙い原稿を校正をしてくださっています。
あたりまえですが私のポケットマネーで作っているので
日々お仕事をくださっているクライアントの皆様のおかげでもあるのです。
なによりも、忙しい日々の中でお話を聞かせてくれる方々と
設置してくださるお店がなかったら成り立たないものです。
趣味で1人で作ってます、と言いながら
たくさんの方にご協力をいただいてやっとこ出来上がった2号。
そんなこんなで「第三号もお楽しみに!」と気軽に言えないのですが(笑、
どこかでひっそり次を楽しみにしてくれる人がいらっしゃったらうれしいです。
感謝をこめて。